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金と銀の雪佳

Sekka_kei_03 雪佳は、枠と外の世界をプロデュースできる芸術家の一人だと思います。たとえば、美術の専門家が語る絵画の解説は、構図や色彩、歴史を知ることができます。その色がどのように生み出され、どのような手法を用いているのかということです。

Sekka_kei_01デザイナーやスタイリストの感覚は、視覚と感性、そしてその芸術家自身への魅力を知る力がある。

プロデュースとは、この技法と感性が備わってこそ手腕が発揮できる。いくつもの職種をかけもちするような器用さ。

Sekka_kei_02雪佳の作品では、僕はこの3つの作品が好きなのです。金と銀という世界を思い起こさせるようなシンプルさ。それだけではなく魚、動物、植物や花魑魅魍魎の鬼、野原や田んぼ、船頭、大原女から宮廷の人々なども描き、屏風に襖や調度品の図案を描き、陶磁器・漆器・染織まで、琳派の継承を平面を超えて伝えている人です。

追記:2001年に刊行されたエルメスの雑誌『ル・モンド・エルメス』の表紙、図案「ちぐさ」がご覧いただけます。「神坂雪佳 ちぐさ」からどうぞ。

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