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杉浦非水 レトロスタイル

Retoro‐Style〈1〉世界のレトロな挿絵コレクション・人物編   Retoro‐Style〈2〉世界のレトロな挿絵コレクション・動物編   Retoro‐Style〈3〉世界のレトロな挿絵コレクション・植物編

1935年「非水自伝六十年」に、「図案に進出しよう」という杉浦非水の決意は、1901年に黒田清輝がヨーロッパから持ち帰ったアール・ヌーヴォー様式のポスターを見てとあるそうです。この頃、神坂雪佳、浅井忠らもパリ万博に行き、多いに刺激を受けて帰国。その神坂雪佳は琳派継承のためにも尽力し、著作に図案集があるのですが、非水の決意もいくつかの図案集を出版し、世界人物図案資料集成世界植物図案資料集成 、そしてレトロスタイル1~3は、現在購入することが可能です。

絵画研究、古美術見学のためヨーロッパへ留学したのは40を過ぎてから。

デザイナー集団「七人社」、研究雑誌『アフィッシュ』を刊行するなど、のちのデザイン業界への貢献となっていきます。非水はポスター、ポストカード美人画本の装丁、雑誌だけではなく、花瓶や皿などの工芸品もあるはず・・・なんですが。

アール・ヌーヴォーに刺激を受けたものの、大正時代にはゼツェッション(アール・デコ)へと変化し、その後和風も取り入れていくのでした。

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