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伊藤若冲 翡翠図

Kawasemizu_b 相国寺の「翡翠図」です。
神気だ、なんだといわれている若冲ですが、確かに鬼気せまる迫力と魑魅魍魎化した動植物を感じます。動植物が描いて欲しくない部分まで描いてる気がする。(笑)この翡翠は、すっきり描かれているのでじっくり見ることができます。

あざやかなコバルトブルーの体色は、宝石の翡翠(ひすい)に譬えられ、「翡」は赤い羽、「翠」は青い羽を指しているとも、「翡 (あか色)」は雄、「翠(あお色)」は雌を指しているともいわれているそうですが、くちばしの下側が赤いのが雌です。

嘴(くちばし)に特徴があります。とても長い。このくちばしがスッと伸びているのが美人ですが、するどくカーブを描いている翡翠もいます。また、頭と嘴が水平に長い横顔も美醜をわける特徴です。それがかわいらしかったり、不気味であったりするわけです。

この若冲の描いた翡翠は、比較的美しい嘴です。川辺に生息し、川面に沿って飛び、矢のごとく魚を捕らえる翡翠。嘴より大きな魚を加えた顔。さらに正面からみる翡翠(1)は、バットマンのようです。若冲には、魚を加えたり(魚-1 こちらは女性には衝撃があるかもしれません。魚-2 安心してみられると思います。)、正面の顔(2)を描いてほしかったです。

相国寺の作品ほかは、「XAI」をご覧になってください。

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