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アウグスト・マッケ

マッケ(1887-1914)-は、1910年頃にフランツ・マルクと出会い、カンディンスキーと交流を持つようになります。澄んだ色彩を好み、マチス、そしてセザンヌの影響を受け、1911年「青騎士年鑑」の編集に加わり、印象派、表現主義の作風を、27歳という短い歳月のなかで、マッケという画家のスタイルを確立したようです。

Kairouan

アウグスト・マッケが戦死した1914年。この年、戦地に行くまえに、パウル・クレー、ルイ・モワイエとチュニジアへ旅行。この作品は、その1914年の「カイロワン I」です。マッケ、27歳。

Afternoon_in_the_garden_250

左はカール・エルンスト・オストハウス美術館所蔵の「午後の庭園」、右は個人所蔵の「帽子店にて輝く婦人」で、ともに1913年の作品。マッケ、26歳。

Farbige_formen_Ⅲ

カンディンスキーのコンポジション、インプレッションなどや、マルクのスモールコンポジションのように、抽象画の連作を描いています。作品は、個人所蔵の「カラード・フォーム(有色形式でも)」(1913年)です。この連作のⅠは ヴェストファリア州立美術館、Ⅱはドイツの現代美術博物館にあります。

Circus_1913_MUSEO THYSSEN-BORNEMISZA, Madrid

ティッセン・ボルネミサ美術館にある、1913年の作品「サーカス」です。マッケはサーカスや動物園、そして帽子店など、当時の風俗を主題に描いています。建物、街角、とうもろこし畑や釣り人の姿などを、詩的に、色彩豊かに描いています。

「portrait with apple the artists wife」 1909年、「Woman Embroidering in an Armchair: Portrait of the Artist's Wife 」 1909年 Stadtisches Museum, Mulheim an der Ruhr (Germany)

妻のエリザベートでしょうか。左が「りんごと共の肖像画:画家の妻」(個人所蔵)、右が「アームチェアで刺繍をする夫人:画家の妻の肖像画」(シュタットティシェス美術館)で、どちらも1909年の作品。マッケは22歳。

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謹賀新年 菊池容斎 の 太陽

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謹賀新年 今年もよろしくお願い申し上げます。

「黄金の太陽」フリーア美術館所蔵
菊池容斎 1788-1878(天明8-明治11)先聖賢臣(古代~中世)の絵と略伝の「前賢故実」は、容斎の著書。幕末から明治初期にかけての日本画家ですが、歴史のたしなみのほかに、尊皇愛国の思想が垣間見れます。

さて、この「黄金の太陽」-この1年、正午の太陽のように、高い位置に輝けるよう、拝んでください。-

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